高校野球って残酷だと思っていたけど

今まで高校野球ってただ漠然と 残酷だと思っていた

何が残酷なのかと具体的な考えがあまりないままに

昨日初めて地方予選を 野球場で観戦した

そこで目にしたものは お揃いの高そうな刺繍入りのTシャツを着たグランドに立てない野球部員の応援だとか 父兄とみられる人達の奇声に近い応援の声だとか

ベンチやスタンドの高校生もレギュラーと同じ青春期なのに  応援なんか否定して 自分がプレーをしたほうが楽しくないだろうか それが公園での三角ベースでも

応援は 応援部(団)の生徒がするのが本来ではないか ベンチの野球部員は応援がしたくて野球部に所属しているわけではあるまいに 

 

 この日実際にプレーをした高校生の何十倍もの人たちが応援という建前の観戦をしていた

観戦 「戦地の外で」戦いを見ることが そして見られることが またその結果を受け入れなければならないことが 残酷なのか

それ以上に 他者の行いによって 明日の自分のスケジュールが左右されることが 残酷なのか 

いやこの風景が当たり前だと多くの人が支持していることが 残酷なのだ

 

一億総活躍時代なんて来るはずがないと 外野席もない地方球場のスタンドで感じた