社会との折り合い
部屋にテレビがないのでオリンピックをまだ一度も見ていない。
もちろん甲子園も。でも天皇陛下のお言葉は車の中で少しだけ耳にした。
私は何かのスポーツ競技の選手や関係者ではないので、私がテレビを見なくても結果には全く関係が無い。もちろん政治家でもないので陛下のお言葉に対して、何かして差し上げることも全くできない。
故にこのような情報は私にとってあろうがなかろうが、どっちでもよい存在なのである。私にはネットさえも本当に必要なのかさえ疑わしい。
結局何も社会参加していないものは、情報があっても煩わしいだけで幸せのための道具にはならない。
金メダルを獲れなかった選手に失望する権利など何処にもないのに、それでもやはりなんとなくやな思いが漂う。
陛下はお年なのだからもう少し労わって差し上げるべきだ!そんなおこがましいことだって本当に自分が口に出せるのだろうか?
自分以外の誰かに何か注文をつけるような立派な人間ではない自分は、社会の中でどんな時間をすごし、朽ち果てていけるのだろうか?